2024年度全青連基本方針
全青連会長 木島一哉
2024年は波乱の幕開けとなりました。ご存知の通り元日に発生した令和六年能登半島地震は、大きな被害をもたらしました。会員の皆様、ベーカリーはもちろん関連業界の皆様の中にも、被災された方々が大勢いらっしゃることと存じます。被災された方々にお見舞い申し上げ、1日も早い復興を祈念いたします。災害の多い我が国において日々の生活を支える最も基本的な食品の一つであるパンに関わる者として、一番に被災地に寄り添える業界であると願っております。
さて、昨年5月に新型コロナウイルス感染症も5類に移行し人流もコロナ前への水準へと戻りつつあります。また外国人旅行者の数も増え、インバウンド需要も大きく盛り返しております。そうはいっても、引き続き原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇、人材・労働力不足、物流の2024年問題と、パン産業を取り巻く課題は厳しさを増しております。
パンは我々日本人にとって日々の生活を支える大切な主食の一つであり、幕末・明治以来、築き上げてきた食文化であることは言うまでもなく、いざ、災害が発生した際には、一番に被災地に届け被災者の命をつなぐ重要な食糧となります。このパン食文化を維持・発展させるためには、パン製造事業者だけでなく、機械・資材メーカー、商社と連携し、消費者・生活者にパンの魅力をより広くPRしていくことが大切です。
そのためには、全青連役員の皆様をはじめ、全パン連加盟団体のみならず、関係団体様にもパン産業を盛り立てていくためにも、お知恵をお借りし、お力添え頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
つきましては主な事業展開を下記の通り行いたいと思います。
リテイル委員会
①第六回ベーカリー・ジャパンカップの開催
②各都道府県パン組合青年部のリテイルに関する情報収集
給食委員会
①第19回食育推進全国大会、第1回全国学校給食・栄養教諭等研究協議大会への参加
②学校パン推進協議会活動のサポート
③各都道府県パン組合青年部の学校給食に関する情報収集
総務委員会
①会員を対象とした企業環境に係る研修の実施
②官公庁及び関係団体との渉外業務
③全パン連WEBの全青連情報の運営管理